
ご挨拶
ヤマニ醸造の歩みは、明治後期に三重県四日市市高角町で、初代・中村籐次郎が醸造業を始めたことにさかのぼります。
その後、二代目・中村二郎が高角町1536番地に醸造蔵を築き、昭和5年に現在の元蔵が建てられました。
以来、私たちは明治・大正・昭和・平成・令和と時代を超えて、初代から受け継いだ「たまりしょうゆ・味噌づくりの教え」を大切に守り続けています。
伝統に根ざしながらも、常に工夫と探求を重ね、地域の皆さまに愛される味をお届けすることが、ヤマニ醸造の変わらぬ想いです。
ヤマニのたまり醤油



ヤマニ醸造では、伝統的な「十水仕込み」によって旨味豊かなたまり醤油を製造しています。
- 調味料添加物は一切不使用
- 2年間熟成(2度の夏を経て発酵)
- 70度での低温殺菌処理後、酒精を加えて瓶やペットボトルに充填
さらに、たまり醤油に鰹節・昆布・しいたけを合わせた「四季のだしつゆ」も製造しています。
取扱いたまり醤油商品の種類
- ハ分仕込み 金印たまり醤油
- 五分仕込み 特選たまり醤油
- 二分半仕込み 底引きたまり
仕込み割合が下がるほど、より濃厚なたまり醤油になります。また、中部地方特有の「白醤油」も製造しており、うどんやお吸い物などに広く使われています。
用途や好みに合わせて、さまざまな醤油をお楽しみいただけます。
醤油の種類と「たまり醤油」について
日本各地には地域ごとに特色ある醤油文化があります。
その中でも「たまり醤油」は、中部地方(三重・愛知・岐阜)を中心に伝統的に受け継がれてきました。
たまり醤油の仕込み
たまり醤油は、関東の一般的な醤油よりも大豆を多く使用し、独自の「十水仕込み」で仕込まれます。これは、より濃厚で旨味の強い味わいを生み出す製法です。
一方で、地域ごとに仕込みの特徴が異なります。
- 関東:キッコーマン、ヤマサ、正田醤油などに代表される「濃口醤油」が主流で、小麦を多く配合し「13水仕込み」で仕込まれます。
- 関西:ヒガシマルに代表される「薄口醤油」が中心で、小麦をふんだんに使用した淡い色合いとすっきりした味わいが特徴です。
- 九州:甘口の醤油が好まれ、仕込みの段階でまろやかな甘みが出るよう工夫されています。
ヤマニのお味噌



味噌の種類と製法について
ヤマニ醸造では、伝統製法を守りながら、多彩な味噌を製造しています。
料理やお好みに合わせて、ご賞味ください。
日本各地には地域ごとに特色ある味噌があります。
ここでは、中部地方を中心に伝統的に作られてきた味噌や、当社が製造している味噌の種類をご紹介します。
赤味噌(豆味噌)
中部地方を代表するのが赤味噌(豆味噌)です。
- 大豆に麹菌をつけて「豆麹」を仕込み
- 2年以上の長期熟成を行い、じっくりと旨味を引き出します
- 熟成中には「天地返し」と呼ばれる仕込み桶の上下入れ替えを行い、発酵を均一にします
仕込みが終わった味噌は、1ミリのチョッパーで加工し、袋詰めにしてお届けしています。
白味噌
信州系の米麹味噌で、やさしい風味が特徴です。こちらも1ミリのチョッパーで加工しています。
麹味噌
麹をたっぷり使用した香り豊かな味噌で、4ミリの「金のチョッパー」を通して仕上げています。
ミックス味噌
赤味噌(豆味噌)と白味噌を合わせたブレンド味噌で、両方の風味を楽しめます。
麦味噌
「はだか麦」を原料に麦麹を作り、仕込んだ味噌です。香ばしい風味とまろやかさが特徴です。
金山寺味噌
米麹に、はやとうり・きゅうり・なすなどを加えたおかず味噌です。ご飯のお供や酒の肴としても人気があります。
会社情報

| 会社名 | ヤマニ醸造有限会社 |
| 事業内容 | 醸造業 その他事業(トレーラーハウス事業、バイオ部門、M&A部門) |
| 代表 | 中村健郎 |
| 住所 | 5120923三重県四日市市高角町1536 |
| TEL | 059-326-0456 |
| FAX | 059-326-4985 |
| お問い合わせはこちら | |
| 定休日 | 土・日・祝 |
| 営業時間 | 9:00~17:00 |
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